
顔合わせの費用・親の役割ガイド|両家顔合わせの実態
結婚を控えたカップルの約7割が行う両家の顔合わせだが、初めて両方の親が一堂に会するこの場は準備やマナー、費用負担に不安を感じる方も多い。本記事では最新データと専門家の見解をもとに、顔合わせの意味から費用の実態、親の役割、支度金の正しい渡し方までを網羅し、迷いやすいポイントを解消する。
両家顔合わせの実施率: 約70%(2023年ゼクシィ調べ) ·
顔合わせの平均費用: 約5万円(参加人数4~6名の場合) ·
親からのご祝儀相場: 1万円~3万円 ·
支度金の平均額: 10万円~30万円
クイックスナップ
5つの主要項目を押さえれば、準備に必要な全体像がつかめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 両家顔合わせの定義 | 結婚を控えた両家の家族が初めて集まる食事会 |
| 主な目的 | 親睦を深め、結婚への理解を得る |
| 一般的な参加人数 | 両家の両親+本人(計4~6名) |
| 費用の相場 | 1人あたり5,000~10,000円(会場による) |
| 実施率(2023年) | 約70%(ゼクシィ調べ) |
「顔合わせ」とはどういう意味ですか?
顔合わせと結納の違い
顔合わせとは、結婚を控えた両家の家族が初めて顔を揃える食事会を指します。ゼクシィの調査によると、参加者は基本的に新郎新婦と両家の親の4~6名で構成され、「婚約食事会」とも呼ばれます。結納が正式な婚約儀礼で金品のやり取りを伴うのに対し、顔合わせはよりカジュアルな形式として定着しています。TAGAYA BRIDALは、顔合わせの主目的を「両家の親睦を深めること」と位置づけ、堅苦しさよりも和やかな雰囲気を重視しています。
「顔合わせなし」の意味と背景
近年、顔合わせを行わないカップルが増加傾向にあります。その理由として、両家が遠方に住んでいる、簡略化を望む、あるいはすでに両親同士が面識があるケースなどが挙げられます。離婚率との直接的な因果関係については統計上確認されていませんが、選択肢の一つとして認知されています。
顔合わせを「義務」と捉えるか「機会」と捉えるかで、準備の負担感が大きく変わる。両家の事情に合わせた柔軟な判断が、結婚準備のストレスを減らす鍵。
顔合わせの目的を理解することで、実施するかどうかの判断材料が整う。
顔合わせの費用は誰が払うの?
支払いのマナー(新郎新婦or親)
顔合わせ食事会の費用相場は、ゼクシィの調査で平均9万8600円、星のなる木の調査では全国平均予算6万7000円と報告されています。この費用を誰が負担するかは、多くのカップルが迷うポイントです。
- 一般的なのは新郎新婦自身が負担するケース(花ごよみ東京)
- 両家折半とするパターンもある(エスクリアモーレ)
- 親が全額または一部を負担するケースも
顔合わせ食事会における支払い方法
実際の支払い方法には複数のパターンがあります。GINZA CRUISEは、新郎が代表して支払う形を一案として紹介しています。一方、エスクリアモーレは両家折半の事例を挙げており、事前に話し合っておかないと会計時に気まずくなりかねません。食事代のほかにも個室料、手土産、衣装・ヘアメイク、交通費なども予算に含める必要があると星のなる木は指摘しています。
地域や家庭の慣習によって対応が異なるため、両家の負担感を考慮した柔軟な調整が求められます。
両家顔合わせで親は何をしますか?
親の挨拶の内容と順番
顔合わせでは、親が両家の紹介を行い、子どもへの感謝や結婚への期待を述べるのが流れです。TAGAYA BRIDALは、この場での主目的を「両家の親睦を深めること」と明確にしています。
- 最初に新郎新婦が互いの親を紹介
- その後、各親が自己紹介と挨拶
- 結婚式や新生活の相談をする時間を設ける
進行役の決め方
進行役は新郎または新婦が務めるのが自然です。慣れない両親同士がスムーズに会話できるよう、事前に大まかな流れを共有しておくと安心です。服装は、男性はスーツ、女性はワンピースやスーツなどの準礼装が一般的。過度なカジュアルさは避けたいところです。
親が果たす役割を事前に共有しておけば、当日の緊張も和らぎます。
顔合わせをしない割合は?
顔合わせをしないカップルの理由
近年、顔合わせを行わないカップルの割合は増加傾向にあるとされます。遠方に住んでいるために日程調整が難しい、簡略化を望むカップルが増えた、といった理由が背景にあります。ただし、ゼクシィの調査(2023年)では両家顔合わせの実施率は約70%と報告されており、依然として多くのカップルが行っている儀式であることも事実です。
結婚式をしないカップルの離婚率との関係
顔合わせをしないことと離婚率の間に直接的な因果関係を示す統計データは見当たりません。結婚式の有無と離婚率の関係についても、明確な相関は確認されていません。
顔合わせを省略すれば準備の手間と費用は減るが、両家の関係構築の機会を失うリスクがある。特に遠方の場合は代替手段としてオンラインでの挨拶などが現実的な選択肢に。
顔合わせの実施は、両家の距離や価値観に応じて柔軟に判断するのが現実的である。
両家顔合わせで親はいくら包む?
相場と地域差
顔合わせの席で親から子へ渡すご祝儀の相場は、一般的に1万円~3万円が目安とされています。地域によって慣習が異なり、関東と関西では金額感に差があるケースもあります。なお、顔合わせではまとまった現金を包む慣行は基本的にないとされ、結納金とは明確に区別されます(TAGAYA BRIDAL)。
包むタイミングと渡し方
ご祝儀はのし袋に入れて、食事の終盤や別れ際に渡すのがスマートです。のし袋は紅白の結び切りのものを選び、水引は「あわじ結び」が適切とされます。渡す際は「本日はありがとうございました」と添えると、より丁寧な印象を与えます。
この場での金銭のやり取りは「結納金」とは別物であることを理解しておくのが大切です。
顔合わせの支度金は誰に渡すの?
支度金の目的
支度金とは、結納を行わない場合に親が子へ渡す結婚準備金です。三井住友信託銀行は、支度金の目的を「主に新生活や結婚準備の費用として使う趣旨」と説明しています。結納がない場合の代替品として位置づけられ、結納と同様に新婦側に渡すケースが一般的です。
新郎側から新婦側への渡し方
三井住友信託銀行の案内によると、略式結納で顔合わせ食事会のみを行う場合、支度金は結納金と同額またはやや少なめに渡すのが一般的。金額の相場は50万~100万円程度とされています。また、テイクアンドギヴ・ニーズは、結納をしない場合の親からの援助金の相場を数十万円から100万円前後と説明しています。渡すタイミングは顔合わせ当日か、その前後が適切です。
支度金は形式的な儀礼ではなく、実質的な結婚生活の基盤を支える資金であるという認識が重要です。
結納しない場合に渡す「支度金」とは?
支度金の意味と由来
支度金は、結納を行わない場合に親が子へ贈る結婚準備金です。「結納金の代わり」としての性格を持ち、主に新生活の立ち上げ資金や結婚式の費用に充てられます。三井住友信託銀行は支度金の相場を50万~100万円程度とし、マイナビウエディングは結納金の相場を100万円前後と報告しています。これらを比較すると、支度金は結納金よりやや低めの設定が一般的といえるでしょう。
結納との違い
結納金が男性側から女性側へ贈られる婚約の証としての意味合いが強いのに対し、支度金は親から子への結婚支援金としての色彩が強いという違いがあります。マイナビウエディングは、結納金は男性側から女性側へ贈るお金だが、婿入りの場合は女性側から男性側へ贈ると説明しており、支度金においても同様の慣習が適用されることがあります。
結納か支度金か、その選択は家族間の関係性や経済状況に応じて柔軟に決めるのが妥当です。
結納をしない選択をするカップルにとって、支度金の有無と金額は両家の価値観を映すバロメーター。金額が高ければ「誠意」と受け取られる一方、負担に感じる家庭もある。事前のオープンな話し合いが最も確実なトラブル回避策。
支度金の有無や金額は、両家の経済状況と価値観を反映する重要な判断点である。
Pros/Cons:顔合わせの実施判断
実施するメリット
- 両家の関係構築の機会になる
- 結婚への理解と承認を得やすい
- 結婚式や新生活の相談ができる
実施しないデメリット
- 両家が会うタイミングを逃す
- 親の不安や不満が残る可能性
- 結婚式当日が初対面になるリスク
顔合わせの流れ(ステップ)
スムーズな進行のために、事前に以下のステップを確認しておきましょう。
- 日時・場所の調整 — 両家の都合を聞き、個室のあるレストランを予約する
- 服装の確認 — 男性はスーツ、女性はワンピースやスーツが無難
- 当日の進行 — 新郎または新婦が進行役を務め、自己紹介から始める
- 会計 — 事前に支払い方法を決めておく
- お礼の連絡 — 翌日までに両家に感謝の連絡を入れる
専門家の声
「顔合わせ食事会の費用は、新郎新婦が負担するケースが一般的です。しかし、親が一部を負担するケースも少なくなく、事前に話し合っておくことがトラブル防止につながります。」
— 花ごよみ東京(結婚式場プロデューサー)
「支度金は結納がない場合の代替品として、新生活や結婚準備の費用として使う趣旨で渡されます。相場は50万~100万円程度が一般的です。」
「顔合わせではまとまった現金を包む慣行は基本的にありません。結納金とは区別し、あくまで親睦の場として捉えることが大切です。」
まとめ
顔合わせは、結婚という新たな門出を両家で祝う最初の機会です。費用負担や支度金の有無、実施するかどうかの選択は、家庭ごとの事情や価値観に大きく左右されます。統計上は約7割のカップルが実施する一方、残り3割は別の形で両家の関係を築いています。結婚を控えたカップルにとって、この選択は「形」よりも「両家の納得感」を優先するのが最も現実的です。顔合わせをするにせよ、しないにせよ、最も大切なのはお互いの気持ちを確認し合うこと。結婚を控えたカップルは、顔合わせの有無にかかわらず、両家の納得感を最優先にすることで、結婚生活の良いスタートを切ることができる。
よくある質問(FAQ)
顔合わせの服装に決まりはありますか?
男性はスーツ、女性はワンピースやスーツなどの準礼装が一般的です。ジーンズやTシャツなどのカジュアルすぎる服装は避けたほうが無難です。
顔合わせの場所はどこを選べばいいですか?
両家の真ん中あたりの立地、または新郎新婦が住んでいる地域の個室レストランが選ばれます。和食・洋食ともに選択肢があり、相手の好みをリサーチしておくと良いでしょう。
顔合わせの席順はどうすればいいですか?
基本的には、新郎新婦が隣同士、その両脇にそれぞれの親が座る配置が一般的です。対面形式にする場合は、新郎側と新婦側が向かい合うように座ります。
顔合わせの挨拶の例文を教えてください
「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。〇〇(相手の子の名前)さんのご家族とこうしてお会いできて、大変うれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。」といったシンプルなもので十分です。
顔合わせがぐだぐだになるのを防ぐには?
事前に大まかな進行表を用意し、新郎新婦のどちらかが進行役を務めること。話題に困らないように、趣味や出身地などの話を用意しておくとスムーズです。
顔合わせのしおりは必要ですか?
必須ではありませんが、簡単なプロフィールや当日のスケジュールをまとめたしおりを用意すると、両家の会話が弾みやすくなります。
顔合わせをしない場合、何か代わりの儀式はありますか?
オンラインでの挨拶や、両家それぞれと別々に食事をする方法があります。結納の代わりに支度金を渡すなど、両家で話し合って決めると良いでしょう。